2020-01-03から1日間の記事一覧

余剰分析(令和元年度 経済学・経済政策 第10問)

問題 市場取引から発生する利益は、「経済余剰」といわれる。この経済余剰は、売り手にも買い手にも生じ、売り手の経済余剰は「生産者余剰」、買い手の経済余剰は「消費者余剰」と呼ばれる。 下図に基づき、需要曲線または供給曲線のシフトに伴う余剰の変化…

自然失業率仮説(令和元年度 経済学・経済政策 第9問)

問題 自然失業率仮説に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。a インフレと失業の間には、短期的にも長期的にも、トレード・オフの関係が成立する。b 自然失業率とは、非自発的失業率と自発的失業率の合計である。 c 循環…

流動性のわな(令和元年度 経済学・経済政策 第8問)

問題 総需要-総供給分析の枠組みで、財政・金融政策の効果と有効性を考える。下記の設問に答えよ。 (設問1)「流動性のわな」の状況下にあるときのLM曲線は、下図のように水平になる。このときの総需要曲線に関する記述として、最も適切なものを下記の解…

為替レートの決定理論(令和元年度 経済学・経済政策 第7問)

問題 為替レートの決定に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a 金利平価説によると、日本の利子率の上昇は円高の要因になる。 b 金利平価説によると、日本の利子率の上昇は円安の要因になる。 c 購買力平価説によると…

金融政策がもたらす影響(令和元年度 経済学・経済政策 第6問)

問題 日本経済は、日本銀行による金融政策から影響を受けている。貨幣に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a 中央銀行が買いオペを実施すると、マネタリー・ベースが増加する。 b マネー・ストックM1は、現金通貨、預…